ダウンタウンの対岸にあるUBC(大学)の近くに、中古自転車屋があり、時々掘り出し物があると聞いて、行ってみた。がそこにも、有名ブランドは極わずか、古い年代物のビアンキが一台とラーレイが2台。どうしたことか、Nishikiの1970年台物(20-30年前)のが3台あった。 10-20年前の自転車、それもMTBがほとんどで、価格もcan$30-70の価格帯のものが大半だった。ロード・バイクも5-6台置いてあったが、私の知らないブランドがほとんどで、安いのか、高いのか、価値が良くわからなかった。(見る人が見たら、掘り出し物もあるのだろうが・・・) このセコハンの自転車屋の価格は面白いシステムになっている。 それぞれの自転車に文庫本サイズの紙がつけてあり、それが値札になっている。 価格が一杯書いてあり、よく見れば週ごとに値段が下がってゆく。たとえば、古いロードバイクの場合 BOTECCHIA GRAN TURISUMO1週間ごとに$20づつ安くなり、最後の週には$0、只になる。無論、只になる前に誰かが買っていくかするのだろうが・・・。 面白いシステムである。ヤフオクのオークションとは反対の発想。 でも、これはこれで、駆け引きがあるのだろうな。 いずれにしても、この手のものに日本ほどブランド信仰のない合理的な北米(バンクーバー)の社会では、逆に中古ブランド品は流行らない。あくまで自転車は走ってナンボの世界、スポーツ・ジョギング感覚で走る道具のようだ。 取りあえず、天気のいい休日に、近くの公園やサイクルロードに行く、風を切って自転車で走る。 時には、車に自転車を積んで、遠出してもいい。 ジョギング代わりかな。でも、美しい森や海や川のある風景を走るのは、何て気持ちのいいことだろう。 自分の住んでいるすぐ近く、まさに自転車の距離にそんな場所があるのが、実に贅沢で、羨ましい。 今回の「ハルクル ヤマサイクル ワラウ」のコースは往復で24-25km、散歩・ポタにはちょうど良い距離、コースだ。サイクルコースを走っていても、木々や川が自然が豊かなコースである。自動車もビルも人工物がない世界。自転車で走るには、絶好の環境が整っている。Okinawa-san、実に羨ましい限りだ。 「こんなサイクル・コースが近くにあるなら、毎週でも来たいわー。ここ、えーコースだわ。 ダウンタウンでも自転車レーン整備されているし。ここは自転車天国やわー」 三時間近くのサイクルを二人で走り終えて、ダウンタウンへ向かう帰りの車の中で、私は自転車振興会の広報のようなことをOkinawa-sanに語っていた。 「夏になったら、(白夜で)夜9時ごろまで明るいので、僕も酒やめて走ってみよかな。 Mさん、自転車屋行ってみる?」 てことで、ホテルに戻る前に、Okinawa-さんのオフィスの近くにある自転車屋に寄ってみた。 それが、”DEVINCI”の自転車プロショップだった。Okinawa-sanは今回の林間コースでの走りで、完全にサス付きMTBに気持ちがいっていたのだが・・・。 ここで、私はOkinawaさんにMTBでなく、Hy-Bridのバイクを薦めた。”Oslo”、いい自転車だ。 この”DEVINCI"というメーカーはカナダのケッベックにあり、日本では無名の存在だが、MTBやロード、シクロと、ラインナップも充実しており、価格も手頃でなかなかのものだ。 また、訪ねた自転車屋はこの”DEVINCI"がメイン(80%)のプロショップで、店は狭いが、自転車の数も豊富、メンテ部あり充実している。ましてやOkinawa-sanのオフィスから歩いても5分くらいの近くの場所にある。 「自転車乗りは、できるだけ自分の近くに馴染みの自転車屋を作るべし」 knos3師匠の言葉を受売りして、Okinawa-sanに伝えておいた。
by kouseramu
| 2007-04-24 01:22
| 自転車
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