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通り雨のあとの夕暮れ

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# by kouseramu | 2013-08-16 06:06

無駄な包装

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お気に入りの水性ボールペンがある。ストックがあと一本に減ってしまった。近くの文具店や本屋で探したのだが、このブランドは置いてなかった。諦めて、ネット通販で頼んだ。ボールペン10本。頼んだ翌日に、宅配便でそのボールペンが届いた。

宅配のオニーさんから荷物を受け取ったうちのおばーがそれを手にして、ぼくに言う。
「あんた、何頼んだの?」
「はいー?ボールペンだけど」

意外なほど、大きな箱だった。段ボールの箱を開けると、中に悲しいほど小さな10本入りの箱が一箱だけ、ビニールラップされて箱の底に固定されている。そのボールペンの箱の大きさは、小さ目の羊羹くらいである。すかすかで、寂しい姿だ。恐らく、この段ボールの箱は、ボールペンの小箱が四、五十個は入るようなスペースなのだ。いかにも無駄。過剰・過大包装だ。

元のボールペンの箱のそのままで、送ってくればいいのに。ダメージが気になるのなら、多少の緩衝材をこの箱にまけばいいだけのことだと思うのだが。

最近、「ごみ」に関しての本を読んでいるので、余計に気になった。まして、先日JR中津川駅の無駄のない見事なパッケージングを見ているだけに、この手の包装の無駄には腹が立つ。ロジシティック革命で、ネット通販も確かに注文してから到着するのは早いので、効率化を図り、物流の無駄を省いているのだろう。まー、送料無料なので、それについて大きなことは言えない。頼んだこちらが悪いのだろうか。

所詮、アメリカの会社のやることだ。包装ひとつとっても、「無駄」がある。余分な、大量の「ごみ」が出る。大きな段ボールの箱が、燃費の悪い、図体のデカいアメ車のように見えてきた。

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# by kouseramu | 2013-07-26 10:03

帰ってきた忘れ物

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月曜日午後4時、宅急便が届いた。JR東海 中津川駅からだった。例の「落とし物」が戻ってきた。良かった。

先週の土曜日、twtrf2さん、yayoigaokaさんと三人で、今池にあるミニシアター「名古屋シネマテーク」に想田和弘監督の『選挙2』を観に行った。いい映画だった。

その日は、名古屋公開の初日で想田監督の舞台挨拶もあった。

「人間は弱い。「悲惨なできごと(=3.11フクシマの原発事故)」をあえて意識的に忘れてようとする。それでしか(悲惨な状況の)現在を生きていくことができない。本当はそれがもっと悲惨な方向へ進行しているにもかかわらず。しかしそれは人が生きていくうえで、仕方のないことかもしれない」

「意識的にあえて忘れること」その言葉が胸に残った。それは逆に「忘れるな」という、監督のメッセージなのだろう。

映画を観終わってシネマテークを出て、向かいの焼き鳥屋「きも善」で飲んだ。そこそこ広い店内は、客と煙でで充満、なかなかの繁盛店だった。焼き鳥も美味い。酒の肴も美味しかったせいもあり、酒が進んだ。生中二杯に焼酎グラス一杯。久しぶりに、結構飲んだ。

少々酔いもまわり、歩きながらJR千種駅へ。ここで二人とは別れ、JR中央線で高蔵寺へ。電車に乗ると、満員だで立っていた。重たい荷物が二つ、「本」と「酒」の袋を網棚に置いた。次の大曽根で席が空いたので、座る。・・・これがいけなかった。

酔いがまわり、いい気分で眠ってしまった。ふと目が覚め、ガラス窓の外を見たら、なんと高蔵寺駅だった。高蔵寺駅に到着していたのだ。慌てて、客をかき分け、飛び降りた。良かった、多治見まで行くところだ。

ホームから階段を下り、改札口へ向かう途中、、。「あっ、ヤバっ、忘れ物!」。網棚の荷物をピックアップするのを忘れていた。改札口で駅員に忘れ物をしたと告げると、「紛失届」の書類を書いた。駅員にたずねると、忘れ物をした電車は、終点が中津川駅でそのまま車庫に入るらしい。従って、忘れ物は中津川でチェックするようだ。

JR駅員の話では、忘れ物が見つかった場合、中津川駅に取りに行くか、あるいは郵送で自宅に送ってもらうか、のどちらかを選べということだった。こちらとしては、忘れ物が中津川駅にあるのなら、それを高蔵寺駅まで持ってきてくれないかと訴えたが、岐阜と愛知との管区違いでそれはできない、とのことだった。何か理不尽なものを感じるが、忘れたのはこちらが悪いので、引き下がった。

ジュンク堂で買ったばかりの7~8冊の本とナベからもらった日本酒(五合瓶)、そして国土地理院の地図。小さ目の段ボール箱に入れらてくるとばかり思っていた。だから、地図はクシャクシャ、酒ビンは割れる可能性もあるなと覚悟していた。

ところが、実際には大きな高島屋の紙袋を半分にして包装してあった。外側の紙袋を開けると、中は実にうまくパッキングされていた。酒ビンはプチプチの包装材で完璧に覆われている。また丸めら円筒状になったいる地図は、酒と本の上に10㎝四方の筒状の段ボールを作り、その中に入れてあった。そこには長さ10cm位の小さなアジャストメントも作り入っていた。ナイス パッキングだ。これだと、地図は緩衝されず、折れたり曲がったりしない。

余りのパッキンの上手さに驚いた。テープの貼り方もまっすぐで乱れがない。几帳面で、神経質なぐらいだ。ブラボー!JR東海 中津川駅さすがです、素晴らしい。大したもんだ。雑な僕にはできない技だ。これはきちっとした仕事、パッキングのプロの技のようである。気持ちがいい。

「細やかな配慮」に感じ入ってしまった。感激した。これが外国だと、こうはいかないだろうな。JR東海・中津川駅の駅員さん、ありがとうございます。

忘れ物は帰ってきた。ただ、これは僕が忘れたくて、あるいは忘れようとして、網棚の忘れ物をしたわけではない。決して、想田監督が言うような、現代の日本人の悲しい意識ではない。しかし、JR東海中津川駅見知らぬ駅員さんのおかげで、日本人の「きめ細かい心遣い」を教えてもらうことができたのは確かである。

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# by kouseramu | 2013-07-24 18:36

春日井の地域通貨「はっぴーサボテン商品券」

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うちの嫁が仕入れてきた春日井市が発行している地域通貨。「はっぴーサボテン商品券」。

『里山資本主義』で紹介されている、「山村共同体」で「貨幣」の代りとして流通させる「地域(内)通貨」とは少々趣が違う。が、しかしこれもまた列記とした「地域通貨」なのである。

青色の券(全店共通券)と赤色の券(専用券)の二種類がある。赤の券は店舗によって使える場合とつかえない場合がある。この赤の券はこの地域通貨に協賛している「店」だけしか使えないのだ。ただし、この協賛店では、この「サボテン券」を使うと各店企画のいろいろなサービス、メリットがある。

数年前にも、春日井市では「地域通貨」を発行したようだが、その時は「使える店」がほんの僅かで少なく、この「地域通貨」を使いにくかったようだ。ただ、今回はその「使える店」=協賛店が大幅に増えた、と嫁は言っていた。

7月20日から使用できるので、早速近くのショッピングセンターに行って使ってみた。スーパーでも使えたし、旅行代理店にも使用することができた。家を出るときに、「持ってて」と言って嫁から渡された地域通貨「はっぴーサボテン券」は札束のようになり、羊羹くらいの厚みがある。札束など持ちなれていない僕としては、すごくお金持ちなった気分だった。これで10万円相当だと言っていた。一枚の単位が500円券なので、これくらいの枚数になってしまうのだ。

それにしても、うちの嫁はこの「はっぴーサボテン券」をなんぼ仕入たのか。おそらく20~30万くらいみたいだ。結構大きな金額だ。しかし、我が家の嫁が地方・春日井市の「地域経済の活性化」を考えているとはとても思えれない。それにしても、嫁がこの「地域通貨」に対して入れ込むのは、一体どうしたことなんだろうか。

嫁にたずねてみたら、答えは簡単だった。この500円券を10枚5000円で買うと、1枚おまけがつくというのだ。「日本銀行円」5000円が「はっぴーサボテン券」5500円になる。つまり、10%お得になる。それが20万円分なら、2万円分がプラス、お得となるのだ。結構大きい。だからか。しかも、春日井市の地域経済振興にも役立つのだから、これはますますヨロシイ!?のだ。

欲の深い、「限定」「お値打ち」に弱い名古屋人の主婦ですからね。うちの嫁は。だから、「地域通貨」を大量に購入したわけだ。「なる」でした。
# by kouseramu | 2013-07-22 16:15

夏野菜の収穫祭ディナー

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夏野菜の収穫祭ディナー。

ジャガ・バター、茹でトウモロコシ、枝豆がわが家の家庭菜園で収穫されたもの。
もちろん、ビールや米、子持ちシシャモ、小女子、鞘インゲンの胡麻和えは近くのスパーで買ってきたのものだ。

テーブルの上には取り立ての我が家の夏野菜たちで溢れた。分厚いステーキもなく、ほとんどが野菜の質素な献立。がしかし、なんだか、すこしだけ「豊か」な気分になれた。

「トウモロコシ」は皮が少々硬かったが、味は美味い。スイートコーンではない、昔のトウモロコシの味だ。枝豆も黒豆なので、豆の香りが濃い。ジャガイモもバターにしてみる。キメが細かく、ホクホクだ。お金はかかっていないのに。これがまさに「里山生活」かもしれないね。

お次は、そろそろトマトの実が赤づいてきた。


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# by kouseramu | 2013-07-20 10:48